私のスタンス(1)
−食料品を買う時−
自分の性格に合った楽しい方法で節約しようが 私のスタンスです。
ある時までの私は、必要な調味料であっても特売日じゃないと買わない!というモーレツな節約を目標にしていました。目標にするというよりはそうしなきゃいけないという一種の強迫観念を持っていたんですね。少し遠くのスーパーで特売があれば、散歩するのにちょうどいいわ、と理由をつけてはリュックサックを背負って買い物に出る、という方法を中心に節約していました。だって、普段は258円するおしょう油が100円で買えるんですよ!がんばるでしょ。
だけど、翌朝先着100名で卵が98円だと知ると前の晩から「明日は起きていかなきゃ。」と寝床に入って目を閉じてからでも考えてしまうようになって、挙句の果てに「明日の朝は一番に行かなきゃ行けないんだから、早くして」と旦那にまであたる始末。体調がよくないときに遠くのスーパーで小麦粉と牛乳とお醤油と...を買って体調を崩したこともありました。突然なくなってしまった調味料を通常価格で買うか買わないかを決められず陳列棚の前を行ったりきたりしたこともあります。いま思うと本当に無理をしていました。
とにもかくにも、ただただ安いものを買えればそれだけでいいというぐらいの神経の張りようで毎日を過ごしていたら、あるワイドショーで節約主婦が「『業務スーパー』で買うことに決めてるから、広告は見ない」と言っているのを見ました。「毎日広告を見て神経を張り詰めるのが嫌だ」と言っているのを聞いて、私はコレだ!と思いました。
私は自分の性格を考えて、自分なりの節約買い物方法を決めました。広告チェックは節約主婦の常識だし、安いところがあるのをわかっていて高いところで買うのは納得いかないから、広告チェックはやめない。でも、私にとって価格が一番信用できる店を決めて、しんどい時はそこで買うことにする、と決めました。
決めたとたん、私の毎日は変わりました。どこが一番安いかばかり頭の中を過ぎる状態は過去のものとなり、毎日が気楽になりました。陳列棚の前で悩むことはまだありますが、ここで買うと決めたんだから、他で安くてもあきらめようと思うことで深く悩まなくなりました。深く悩むことが減ったので、ストレスも減り穏やかになりました。それで、家計はどうなったかというと、特に変わりありません。ストレスが減ったことで、「安いものは買わなきゃ損」という強迫観念から開放されて「安くても要らないものは買わない」という合理的な判断をする余裕が生まれたからだと思います。