車関係の支出を節約する方法を紹介。車のリデザインスケジュールや決算などの時期を選ぶことで新車購入の値引き交渉がうまくいくことがあります。
車購入費の節約と車購入のタイミング
新車購入費を節約できる月「11月編」
今までの私は、決算期(3月や9月)に車を買うのが一番購入費を節約できると思っていました。しかし、今回11月から車探しを始めてみて、決算期が一番購入費を節約できるというわけではない事を知りました。
それは同じ車でも、毎年微妙に変更が加えられていることに関係があります。
例えば、フィット(ホンダ)の2006年生産車(2005年12月上旬から生産開始)の場合、カードエントリーキーにスペアキーが付属、フロントマスクのデザインの一部変更がありました。そしてこの変更は、変更前の車が旧デザインになってしまうことを意味します。
大抵の車は年明けの1月に間に合うように、12月上旬から新しい年(例:2006年)の仕様車を作り始めます。それと同時に、11月中旬ごろになると、その年(例:2005年)の仕様の車の生産を止めるようです。
ただし!!生産を止める予定の車を欲しいお客さんがいるのも現実。そのようなお客さんのために、ラストスパートでその年の仕様車を多めに作るようです。勘の良い人は気づいたでしょうか?そうなんです。この多めに作られた車こそが、大幅値引きで買うことができる狙いめカー!
というのは、新しい年の車が生産が始まると、古い年の車は売れなくなるから、ディーラは普段より大きな値引きに応じてくれるという事情があるからです。これは今回のディーラー巡りで複数のディーラーが話してくれたことです。ディーラーの営業マンの知り合いや顧客の中には、こういった車を狙っている人もいるらしいです。
新車購入費を節約できる月「12月編」
同じ買うなら少しでも新しいデザインの車が良い人が車購入費を節約するなら12月購入がおススメです。この節約方法は、前の年にもっと売れてもいいはずなのに、イマイチ販売台数が伸びていない車が購入希望車という方におススメの方法です。理由は以下の通り。
車を生産・販売している会社は車が何台売れたかを示す統計(月間登録台数や年間登録台数)を非常に意識しています。その数字が次の月・年の販売に影響を与えるからだと思われます。
12月は「年間登録台数」をアップする最後のチャンス月。もっと売りたい!と思っている車については、この12月に1台でも多く売って「年間登録台数」を増やそう、来年への弾みにしようとメーカー・販売店ともに懸命です。だから私たち買い手には購入費を節約できるチャンスです。
12月購入を考える時に注意することが一つあります。それは、12月中に「自動車登録できるように買わなければならないことです。年内に登録を済ませてはじめて、年間の新車登録台数がUPするからです。年内に登録を済ませる場合、遅くても12月中旬には契約する必要があります。したがって、この節約方法を試したい人は、11月下旬ごろからディーラー巡りを始めましょう。