ホームページ作りの良い点-2

何も知らないまま、苦手な文章を綴りながら、なれないタグを要領の悪い手作業(後にソフト導入)で作ってきたけれど、ホームページを作ってよかったと思うことを紹介。

自分と向き合うきっかけになる

私は、おしゃべりだけど自分の気持ちを表現するのが下手な人間です。 昔から読書感想文が苦手で、「感想文」を書くことが出来ず、そのほとんどが「評論文」になっていました。 自分の気持ちに向き合うのが怖くて蓋をするために、表面的なおしゃべりばかりして時間をすごしてきたので、 自分の気持ちをつかむことが苦手だったからです。

ブログ日記を始めた時は、「気持ちを表現できる人間になろう」という目標を立てました。 単なる私の行動記録など誰にとっても意味はなく、また私にとっても意味がない。 また、私の気持ちを綴った日記も誰にも必要ないかもしれない。だけど、私の気持ちを綴った日記は私にとっては意味があると考えたからです。

ブログ日記を始めてからは、気持ちを綴るという私にはなれない作業に筆が進まず(?)苦労しました。 例え文章ができても、ふくらみのない平たんな単語の羅列で面白みがなく、「自分が書く文章は、こんなにつまらなくて分かりにくいのか」と思うと、 また「蓋」をしたくなってしょうがなかったです。

それでも続けてこられたのは、ブログという体裁の美しい日記が楽しかったこととブログを見た人から書き込まれるコメントが私にヒントをくれたからです。

少しずつ自分が変わっていく

ホームページを作ってからも、表現力や文章力不足で、また私の「自分病」からくる「私、私、私」な文章も相変わらず。 「あかんなぁ~」と嫌になったり、他の方のサイトを見てそのすばらしい才能に「なんで私はこんな文章しか書けへんのやろぉ~」と落ち込んだりすることは 度々です。人気サイトの主婦運営者は「自分をしっかり持っている人が成功する」というけれど、「私ってどうなん?」とうなだれる日もいっぱいあります。

でも、自分の中に確かな、良い変化があることも実感しています。

始めに変化を感じたのは写真を撮るときの気持ち。 それまでは、撮って載せればいいというぐらいで何も考えず「ただ撮ればいい」という気持ちで撮影していました。 よくありがちな真上からすべてを写すというやり方のオンパレードです。 それが次第に「どう撮れば、今の私の気持ちが伝わるか」に変わってきました。 アップで撮ったら?斜めからは?太陽光で?蛍光灯の光を弱めるのは?

伝えたいことを伝えられる文章を書けなかった私は、 いろいろな撮り方を試してはホームページ・ブログに掲載し、 文章に添える写真撮影を通じて、自然と自分の気持ちを表現し始めました。 この写真の撮影を通じて、「自分が何を伝えたいかを考える=自分と向き合う」時間を少しずつ増やしていました。

ホームページ作りで自分を確立する

ホームページの製作・運営を個人で行う場合、当たり前ですが「何を」「どの程度」「どの範囲で」「どのように」掲載するかは すべて個人が決めなくてはいけません。あのページが載せているから、このページが載せているからというテもありますが、 そのやり方でも数あるホームページの中から自分が見習うページを厳選する必要があります。

ホームページ作りと運営は、この「選択と決定」を繰り返す中で、 「自分はこうしたい」「私のサイトはこれだ」と自分を確立していくもののように感じています。 ホームページに自分が現れてくると、ホームページ以外の部分でも自分が表現できるようになります。 本当はこの効果が一番大切で、ホームページ作りの最大の魅力(良かったこと)だと私は考えています。


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